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中島千波

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中島千波について


昭和20(1945)年10月21日~
長野県生まれの現代を代表する日本画家のひとり。

日本画家である中島清之・三代子の三男として、絵が常に身近にある環境で育つ。
父・清之は子どものために、いつも画用紙を用意したり、千波が幼稚園に入る前に初めて描いた榎本健一(喜劇役者)の絵を見て、「出来上がりも早いし、千波には才能があるかもしれない。」と日記に記す。
そうした、理解のある家庭で千波の才能は育まれ、明るくひょうきんな性格でで、周囲をにぎやかにさせた。
学生時代から、欧米で流行したポップアートや抽象主義の、マグリッドやデュシャンから影響も受け、伝統的な日本画にはとどまらない表現にも挑戦する。花鳥風月、人物、静物など幅広いモチーフを描いてきた。
特に、桜は人気が高く、「桜の千波」と呼ばれるほどである。淡く儚い色彩と、観察しつくされた、細密で繊細な表現が特徴的である。