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草間彌生


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草間彌生について


昭和4(1929)年3月22日~
長野県松本市生まれの世界的に活躍する前衛芸術家、洋画家。

幼少期より、両親との確執による精神的不安から、テーブルクロスの花柄が部屋中、体中に埋め尽くされている幻覚を見たり、幻聴を体験するようになる。
しかし、絵を描いたりオブジェを創るとすっかり元気になり、心の居場所を見つけられるようになり、子どもの頃から水玉や網目模様を描き続けている。
ひとつひとつが生命である無限の水玉を創造・発展させることで、自分の存在を感じるとともに、月や太陽のような永遠の愛のメッセージが込められているという。
個展を開くなど活躍するも、封建的で女性への蔑視にみちていた日本ではなく、もっと自由で大きな世界が必要だと考え、1957年に渡米しニューヨークに移り、極貧生活を送りながら、創作に没頭する。
1960年代には、ボディペインティングや反戦運動など「ハプニング」と呼ばれる過激なパフォーマンスなどで注目を集め、評価を得る。また、アンディ・ウォーホルやドナルド・ジャッドなどとも親交を深める。
帰国後も作品制作を行うかたわら、小説や詩集も多数発表し、1983年に小説「クリストファー男娼窟」で第10回野生時代新人文学賞を受賞する。
2002年には紺綬褒章を受章、2016年には文化勲章を受章する。
また、ルイ・ヴィトンやフェラガモ、アウディやau携帯などとのコラボレーションを展開し、GINZA SIXのインスタレーションを手掛けるなど話題となる。
2017年には、絵画や立体作品、インスタレーションなど草間彌生の世界観が体感できる「草間彌生美術館」が新宿区に開館。
2019年11月、草間彌生のドキュメンタリー映画『草間彌生∞INFINITY』が全国の劇場で公開される。

名誉都民にも選ばれるなど、90歳を過ぎてなお画家・草間彌生は世界のkusamaとして注目を浴びている。